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今まで❝attractor design❞や❝attractor work❞などで検索していたのですがそれだとアトラクターそのものにしか検索で引き当てられず困っていました。高山先生がどうやって検索しているのか全く分からなかったのでとりあえず検索エンジンをDuckDuckGoに変えてみてどうなるか見てみたのですが特に変わらずでした。しかし調べている最中にパラメトリックデザインやジェネレーティブデザインという単語に当たったのでそちらで調べてみたところ、いろいろと参考に思える物を引き当てられました。

こちらは人や車の流動に関するデータを取得し、それらデータを一種のエージェントシステムとして考えて制作した橋に関しての記事1 です。
エージェントシステムと言うのは恐らく群衆シミュレーションでいうエージェントだと思うのですが、日本の銀座と月島と敷地をわざわざ限定して、なおかつ住むことの可能な橋と言うコンセプトで設計されています。
途中のtransitionalやturbulence, linearと書かれてる部分はおそらく場所によって形状の乱雑さが推移していることを説明しているのだと考えます。いずれにせよ実在の地形を基にしてパラメトリックに建造物を作り出すうえで参考になります。データの収集以外は・・・。

つぎにNew Balanceのソールの記事2を見ました。個人個人にあわせたオーダーメイドのソールの構造を3Dプリントして制作される物でした。こちらも顧客それぞれの走り方や足の形などに合わせて負荷のかかりやすい部分が違うのでそれに合わせるものだと思います。発泡構造は細胞(と記事では言われているが実際には骨の構造に近いと思う)の構造です。
でもこういったパラメトリックデザインだとアメーバやニューロンみたいな形状をよく見ます。何かしら構造的な利点があるんでしょうか・・・。

こういったパラメトリックビルディングの作品3もありました。どこにも記述はありませんがビルの地上から吸いあげられる形状として考えればAizawa Attractorを高層建築とした作例の一つとしても考えられるように思います。このコンペは台湾で行われたものらしいのですが、ビルの形状には台湾の人々の強さや回復力と言うものをイメージしているなど、作品が向かうべきコンセプトと言うか方向性がありました。そういった点で考えると自分の考えるコンセプト・あるいはそれが思いつかないならばムサビの卒展やデ情卒展のテーマなどを作品に組み込むなどするのも一つの方向性として考えられるのかなと思います。

あとは高山先生の教えてくださった作品等リンクをこちらに記録しておきます。
ローレンツアトラクターの建築 / https://www.northernarchitecture.us/spatial-design/a.html
アトラクターと人物画 顔認識 / https://www.sergioalbiac.com/wall/laws-of-attractor.html
ストレンジアトランプ / https://www.jorislaarman.com/work/strange-attractor-lamp/

午後・夜になったらまた別の記事を載せます。

  1. Algorithmic Architecture: Inhabitable Bridge in Tokyo, eVolo, ↩︎
  2. New Balance partners with Nervous System to design personalised 3D-printed trainer soles, dezeen, ↩︎
  3. Taiwan Tower International Competition, HOY Architects and Associates, ↩︎