写真ギャラリー(暁の空堀川沿い、その他今までに関連がある物)

これも空堀川沿いですが、この場合はもう少しで完全に夜が明けるという瞬間のものが多いです。
まだ空も薄暗くてそのおかげで見える景色すべてが青く見える時間帯みたいなものがあると思いますが、その時間帯に散歩しに行きたくてしょうがなかった時に撮った写真になります。精神的にキツくなってくると明け方の放浪行為をしたくなります。
何が良いかって、人がいないので。それこそLiminal Space(リミナルスペース)みたいな感覚です。閉鎖空間のそれらと違うのは実際にも気持ち的にも開放的であるということ。ポストアポカリプスを散歩するような「諦め」にも近い安心感。抱く感覚は恐怖や不安ではない。

開けた世界で自分以外誰もいない。そんな空間で、たとえば自分の好きなキャラクターやいわゆるオリキャラが自分の周りを駆け回ってるとイマジナリーフレンドじみた妄想したとしても、自分でそれを否定する時がこない限りはそれを「いない」と否定する人は誰もいない。もちろん同じ時間帯にジョギングしてる人はたま~にすれ違いますし、現実の人とすれ違うことでその妄想の存在は現実ではないので優先度が下がってその度に妄想からは覚めます。ラ・ラ・ランドじゃあるまいし、妄想にふけってぶつかってたら危ないですからね。
でもその人が遠ざかったらまた妄想を続けることも出来ます。5時を過ぎて明るくなってきちゃうとすれ違う人が増えてきてしまうのでそうはならない。これこそフルダイブ型のVR空間に一番近い環境と言っていいかもしれないです。

こういった明け方の散歩が自分の精神療養には一番いいです。誰もいない中で散歩するのが精神的に力が入っちゃってるのを脱力できる唯一の手段みたいな感じです。人によっては風呂に入ればすっきりするかもしれませんけど、以前風呂に入った後でぶっ倒れた経験があって風呂は気の休まる場所じゃないです。リラックスできるまで時間がかかる性質なのでリラックスできるまで入ってたら意識を失うという本末転倒。
その点で言うと最近あまり散歩できてないからかまた力が入りすぎちゃってるような気がします。雨上がりのもここのも以前に撮った写真を自分自身も見返せるようにギャラリーとして挙げてるものなので、新しい写真はあまりないです。土曜日や日曜日あたりに雨上がりか明け方であればまた散歩しようかと思います。

お気に入りの写真は、まず空堀川沿いで撮影できた(多分)アマゾンユリ?か何か。純白で綺麗なシルエットの花なので結婚式で用いられるようですね。明け方の青い空間だと白い花の純白さがより際立って見えるようで好きです。5枚目は汚く見えますが、周囲の変色した花に対して手前の花はまだ白く、さらにシルエットも綺麗でした。なのでアメイジング・グレイス的な最後の希望にすがりつく姿にも見えました。
また、空のグラデーションに関する写真もお気に入りです。特にシルエットが真っ黒になっているもの。これは恐らく明け方ではなく夕暮れで、帰路についてた時だと思います。

ちなみにコップの写真は去年の夏場のもので、CG論のレポートが近かった時だと思います。入れたお茶を放っておいてしまったところ、溶けた氷の層と見事に分離。おまけに氷でまばらに発生した結露との同時発生で、現象として面白かったので写真に撮りました。これについての映像はCG論のレポートテーマの候補でした。
そしてカーブミラーは応用CGで初めに制作したやつです。文字通りこの写真を参考に制作しました。

Porter RobinsonのNurture Tourに行った時のサイネージの写真もありますが、その一つ前の写真はその時の部屋から見えた新大阪の景色です。なんというかしっかりした鉄塔の周りを各部屋で囲んでるような構造でした。元からこんな高層階で予約してたわけじゃなくて向かったらそのままの金額で変えてもらえるようだったので了承したところめちゃくちゃ高くてびっくりしてました。まだコロナの旅行支援が使えるタイミングだったので新幹線が一番出費の割合が多かったです。なおライブ中の写真はないです。お金払って見に行ったわけだしジャンプしたりWoahhhと叫んだりで全身で楽しんでて撮影する考えはありませんでした。

で、さらにサイネージの一つ後にある写真も新大阪の駅から撮影したものです。「おおきに!」って看板がありますけど、もしかしてこれって新幹線に乗って大阪に来た人、帰っていく人に向かって設置されてるのでしょうか?
周りに広告が溢れてるせいでこれもこういうキャッチコピーの広告の一つかと思ってしまったんですけど、それ以外何も書いてないから広告の意味を成してないしおかしいと思ってようやく気が付き、撮影しました。溢れた広告による認識の改変みたいなものなのかもしれません。「建物の上に設置された巨大な看板=広告である」みたいな先入観が出来ていたんだと思います。